
離乳食を始めてしばらくすると、「そろそろパンをあげてみてもいいのかな?」と思うタイミングが来ると思います。
今回は、パンをスタートさせる時期や手づかみ食べを始めるタイミングについて書いていきたいと思います!
また、パンを使ったおすすめのレシピやパンをなかなか食べてくれない子向けのレシピなどをご紹介していきたいと思います♪

パンを使ったおすすめレシピは、実際に作って食べてみた感想も載せています!
●食パンをあげる際の注意点
●月齢別おすすめレシピ
●パンを使った離乳食の冷凍は?
離乳食でパンを始めるタイミングは?手掴み食べはいつからするの?
それでは、早速まずは離乳食でパンをあげるタイミングと手づかみ食べを始める時期についてです!
パンはいつからOK?
パンは実は離乳食初期からあげても良いとされる食材です。
しかし、初期にあげて良いパンは『食パン』とされていて、ロールパンや菓子パンはNGとなっています。
その理由としては、赤ちゃんの消化の負担が大きいような成分(塩分・砂糖・添加物・マーガリンなどの油脂等)が多く含まれているパンは適していないということです。
シンプルな素材でできている食パンが最も離乳食には適しているわけですね!
時期 | 離乳食 初期 |
離乳食 中期 |
離乳食 後期 |
離乳食 完了期 |
食パン | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 |
ロールパン | × | × | 〇 | 〇 |
菓子パン | × | × | × | × |
時期 | 離乳食 初期 |
離乳食 中期 |
離乳食 後期 |
離乳食 完了期 |
食パン | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 |
ロールパン | × | × | 〇 | 〇 |
菓子パン | × | × | × | × |

シンプルな素材でできているパンというと、『フランスパン』も大丈夫そうな感じがしますが、意外と塩分が含まれているようです。そのため、1歳あたりまでは食パンにした方が安心です。
パンを手掴み食べするタイミングは?いつからするの?
離乳食初期の頃は、柔らかくしたパンをスプーンで食べさせてあげてますよね。
生後9ヶ月~11ヶ月頃の離乳食後期あたりになってくると、段々と手掴み食べに挑戦するようになってきます!
もし、自分からなかなか手づかみ食べしてくれない場合は、掴みやすいように細長く切った食パンなどを出してあげたり、目の前で食べて見せたりするとマネして手掴みして食べてくれるかもしれません!
生後9ヶ月よりも早い時期に、食べ物に興味を持って手で掴んで食べてみようとチャレンジする赤ちゃんもいます。
その場合は、無理にやめさせる必要はないですが、のどに詰まらせないように大きさを工夫するなどして見守るようにすると安心です。
手掴み食べはいつまで?
1歳半~2歳頃になると、本格的にスプーンやフォークを使うサポート・練習を始めるのにちょうど良いタイミングとなってきます。
周りのママ友の話を聞いてみると、スプーンやフォークを使うことができるようになってくるあたりの2歳頃に、手掴み食べは卒業した(させた)という人が一番多かったです。
とはいえ、手づかみ食べは発達においてかなり重要なので無理にやめさせる必要はないとされています。
子供のペースを尊重しながら、3歳頃までにスプーンやフォークに移行できれば良いですね♪

我が家の2歳3ヶ月の長女はスプーンやフォークも使えますが、食べにくいものは今でも「手で食べていい?」と聞いてきます笑 聞かれたときは、「いいよ!」と答えて手掴みで食べさせています。
パンの掴み食べから分かる!赤ちゃんの成長ポイント
手づかみで食べる食材はパンだけではないですが、パンの掴み食べだからこそ分かる成長があるんですよ♪
→掌の感覚を育てている
●「パンをちぎって遊ぶ」
→ 指先の細かい動きが発達中
●「一口サイズを上手に食べる」
→手と口の連携が育ってきたサイン
パンは手に付きにくく、柔らかいので、握ったり・ちぎったり・お口に運んだりと様々な動きができます。
小さいパンを掴めるようになってきた!とか、上手にお口に運ぶことができるようになってきた!など、成長が分かりやすいです!

手掴み食べの初期は、パンを手で握ったり、口に運ぶことさえも難しく一所懸命。それがまたとってもかわいい*^^*!
手掴み食べはなぜ大事?
手づかみ食べは、手がベトベトになったり周りに散らかしてしまったりと、親は意外と大変。
早くスプーンやフォークを使えるようになってほしいな~なんて思ってしまうこともあるかもしれません。
しかし、『手づかみ食べ』は赤ちゃんにとってとっても重要なので、気が済むまでさせてあげた方が良かったりもします♪
②「自分でできた!」という満足感が得られる
③食べ物に触れて学んでいるから
手づかみ食べは【手指の発達】【心の成長】【五感の発達】に貢献しています。
手づかみ食べは『食育』ともいえますね!
手が汚れたり落としたりと上達するまではかなり大変ですが、落ち着いた気持で成長を見守りたいですね!
赤ちゃんに食パンをあげる時の注意点
赤ちゃんには離乳食初期から食パンであればあげてもOK!
食パンと言っても、様々な商品があふれていてどれを選んでいいのか迷ってしまいますよね。
ここでは、赤ちゃんに食パンをあげる時の注意点や離乳食に使う食パンを選ぶ時のポイントをまとめました!
のどにつまらないように
まずは、食パンを赤ちゃんにあげる時に気を付けるべきことの一つとして『のどにつまらないように』することです。
そのために、パンの大きさを工夫したり、柔らかさを月齢や発達に合わせること、そして目を離さないようにしましょう!
時期 | 大きさ 柔らかさ |
量の目安 |
離乳食初期 (5~6ヶ月) |
なめらかに すりつぶす |
約10g |
離乳食中期 (7~8ヶ月) |
柔らかに 煮込んだ状態 |
約15~20g |
離乳食後期 (9~11ヶ月) |
ちぎって小さくする スティック状でもOK |
約25~30g |
離乳食完了期 (1歳~1歳半) |
スティック状 2cmほどの角切りでもOK |
約40~50g |
時期 | 大きさ 柔らかさ |
量の目安 |
離乳食初期 (5~6ヶ月) |
なめらかに すりつぶす |
約10g |
離乳食中期 (7~8ヶ月) |
柔らかに 煮込んだ状態 |
約15~20g |
離乳食後期 (9~11ヶ月) |
ちぎって小さくする スティック状でもOK |
約25~30g |
離乳食完了期 (1歳~1歳半) |
スティック状 2cmほどの角切りでもOK |
約40~50g |
アレルギー
のどにつまらないように気を付けるのと同じくらい大事なのが『アレルギー』です。
食パンに限らずですが、パンによく入っているアレルギー源となる材料として①小麦②卵③乳製品(牛乳やバター)④ナッツや大豆などがあります。
アレルギー反応として出やすい症状
●発疹・じんましん
●顔色が悪くなる
●嘔吐・下痢
●咳き込みやゼーゼーする呼吸音
●元気がなくなる、ぐったりする
もし、いつもと顔色が違ったり発疹ができてきたり、呼吸がおかしいと思ったらすぐに医療機関に連絡or連れて行くようにしましょう。
初めてのパンをあげる時のポイント
パンにはどうしてもアレルギー源となり得る材料が入っています。
他の食材にも共通する部分もありますが、特に初めてのパンをあげる時のポイントを挙げます。
①先に小麦や卵・乳にアレルギーがないかを個々に試しておく
→パンを始めてあげる前に離乳食で試しておくことで、材料の中のどれに対してアレルギーを起こしているのか判定しやすくなります。
②体調が良い日にあげる
→パンのせいで体調が良くないのか、もともと良くないのが悪化したのか判断が難しくなってしまいます。
③午前中にあげる
→小児科や病院が開いている時間帯にあげると万が一の時にも安心です。
④原材料の表示・パッケージを良く確認する
→「卵・乳不使用」と書かれていても、製造工場で混入の可能性がある場合もあります。

パンよりも先に『うどん』で小麦に対するアレルギーを確認しておくとGood♪
離乳食に使う食パンの選び方
離乳食に使うパンとしては、離乳食初期から与えることのできる食パンが入手もしやすく適していると言えると思います。
ただし、どの食パンでも同じというわけではありません。
●砂糖や塩分控えめ
●マーガリンやバターが控えめ
●できるだけ国産小麦
全てをクリアしている食パンを探すのはなかなか難しいですが、なるべく赤ちゃんのおなかに負担の少ない食パンを選びたいですよね!
とはいえ、スーパーで成分表示を自分で見るのは大変…という方のために、いくつか離乳食にピッタリの食パンをご紹介します。
もっちり国産小麦食パン(パルシステム)
パルシステムの『もっちり国産小麦食パン』は、100%国産小麦で作られている食パンです!
塩分も控えめで、安心して離乳食に使うことのできる食パンです。
北海道小麦食パン(フジパン)
フジパンから出ている『北海道小麦食パン』も国産小麦100%。
脂質も低めで、しっとりとした口当たりで離乳食にピッタリの食パンです。
超熟 国産小麦(PASCO)
『超熟国産小麦』も国産小麦を100%使って作られています。
マーガリンではなく国産のバターが使われています。
比較的スーパーでも良く見かける食パンで入手しやすいのもポイントです!
離乳食に食パンを取り入れたいママ・パパ必見! 離乳食におすすめの食パンの選び方や月齢別の進め方、手づかみ食べレシピ、アレンジ方法を徹底解説していきます。冷凍保存のコツや離乳食に使う食パンに関する様々な疑問を紹介していきま …
食パンを使った月齢別おすすめレシピ
ここからは、食パンを使った月齢別のおすすめレシピを紹介していきたいと思います!
シンプルにミルクで溶くでもいいのですが、もう少しバリエーションが欲しい場合もありますよね。
今回は、ただのおすすめレシピではなく、パンが苦手な赤ちゃんでも食べてくれるようなレシピが紹介できればと思います♪
※作る際には、材料の中に初めての食材がないか注意してください。

レシピは実際に作って、子供たちと一緒に食べてみました!
【離乳食初期】パンを使った離乳食レシピ
離乳食初期は『ごっくん期』と言われる期間なので、なめらか&飲み込みやすいような工夫がされたレシピをご紹介します!
パンが苦手そうな赤ちゃんでも食べやすいように、甘みのある野菜や果物を使ったレシピです♪
食パンのポタージュ風スープ
●お湯やだし汁…大さじ2
●裏ごししたニンジンやカボチャ…小さじ1程度
【作り方】
①食パンは耳を除いて細かくちぎる。
②お湯またはだし(※赤ちゃん用)でふやかす。
③柔らかくなったら、ニンジンやカボチャの裏ごしを混ぜる。
④なめらかになるようにすりつぶすか、ブレンダーでとろとろにして完成!

さつまいもなどの甘みのある野菜でもおいしく作れます!ポタージュ風でごっくんしやすいので、パンが苦手な赤ちゃんも食べてくれるかも!今回はかぼちゃで作りました!かぼちゃとパンの優しい甘みがおいしかったです。

おいしい!(完食)トロっとした食感でとても食べやすかったよ!
バナナパンミルクペースト

●ペーストしたバナナ…小さじ1〜2
●粉ミルク(や湯冷まし)…大さじ2〜3
【作り方】
①食パンはちぎって少量の湯やミルクでふやかす。
②よくつぶしたバナナを600Wで10~30秒ほど加熱する。
③食パンとバナナをなめらかにすりつぶして完成!(トロミが足りない場合は、ミルクで調節してください♪)

栄養たっぷり!実際に試食してみて、パンの独特なにおいや味が気になる子でも、バナナの味に消されてしまうので食べてくれるんじゃないかと思いました!味にうるさい長男も、これは高評価だったようです。

おいしい!バナナが大好きなので、好評でした!パンが入ってると気づいていなかったかも。

うん!おいしい!
【離乳食中期】パンを使った離乳食レシピ
離乳食中期の食パンの調理方法としては、『野菜や果物とちぎったパンを一緒に煮込むorレンジで加熱』が基本となります!
パンは最初は小さくちぎって、慣れてきたら少しだけ粗くちぎって調理するのも良いと思います。
パンが苦手な赤ちゃんのために、バナナやきなこと一緒に調理するレシピは良く見かけるのですが、今回は『トマト』や『リンゴ』を使ったレシピをご紹介します!
やさいとトマトのパン煮(ラタトゥイユ風)
●トマト(生または湯むきしたもの)…中1/4個(約30g)
●やわらかくゆでた野菜…合計30gくらい
(ズッキーニやニンジンなど)
●水または野菜スープ…大さじ2〜3
※1食分
【作り方】
①トマトは皮と種を除いて細かく刻む(またはつぶす)。
②野菜はやわらかくゆでて、みじん切りにしておく。
③小鍋または耐熱容器に、トマト・野菜・ちぎったパン・水(またはスープ)を入れてやさしく加熱
(レンジならラップをふんわりかけて30〜40秒〜)。
④よく混ぜてパンがとろけるくらいになったら完成!

刻み野菜は野菜は冷凍ストックしておいたものでもOKです!甘みのあるトマト&やわらか野菜のうまみで、「あれ、パン入ってるって気づかない!」みたいな感じで食べてくれる子も多いレシピです。

トマト大好き!トマト味のスープみたいでとってもおいしい!

もともとトマトが苦手で完食ならず…。トマト自体が苦手な場合は、チーズやミルクでマイルドにしてあげると食べやすいかも。
りんごとパンのふんわり煮
●りんご(すりおろしまたは細かく刻む)…1/6個(約30g)
●水または白湯…大さじ2〜3
●粉ミルク(あれば/風味づけ用)…小さじ1(溶かしたもの)
※1食分
【作り方】
①りんごは皮をむいて芯を取り、すりおろすか細かく刻む。
→ここで軽くレンジで加熱して柔らかくしておくと、消化の負担が減り、酸味も飛んで甘みが引き出されます!
②食パンは耳を除き、小さくちぎっておく。
③耐熱容器にりんご・水・パンを入れてラップし、電子レンジで30〜40秒ほど加熱。
④よく混ぜてパンがふわっと柔らかくなったら、必要なら溶かしたミルクを少し加えて風味づけ。
⑤粗熱をとって完成!

りんごの自然な甘みでパンがとろけて、デザート感覚でも食べられます♪離乳食後期になったら、りんごを角切りにして食感を出してあげるのもいいですね!子供たちにも大好評だったイチオシレシピです!

グー!これはおいしい!

おいしい~!!(完食しました!)
【離乳食後期】パンを使った離乳食レシピ
離乳食後期は、手掴み食べもスタートする時期なので食パンはもってこいの食材です!
食べることのできる食材も増えてくるので、食パンといろいろ合わせておいしく食べてくれるレシピを発見できたらいいですね♪
ツナと野菜のミルクパンキッシュ風
●ツナ(ノンオイル)……小さじ2
●にんじん(やわらかく茹でたもの)……小さじ2
→細かく刻む
●ブロッコリー(やわらかく茹でたもの)……小さじ2
→細かく刻む
●粉ミルク(溶いたもの)または牛乳……大さじ2
●卵黄……1/2個分
●粉チーズ(あれば・風味付けに)……少々
※1食分
【作り方】
①食パンを手でちぎるか細かく刻む(サイコロ状でもOK)
②材料すべてを耐熱ボウルでよく混ぜる(卵黄は溶いて入れる)
③耐熱皿やカップに入れて、ふんわりラップ
④電子レンジで600W 約40~50秒加熱(卵の固まり具合を見ながら調整)
⑤粗熱が取れたら完成!

野菜は赤ちゃんの好きな野菜でもOK!ツナや粉チーズの味が強いので、パンの風味が気になりにくいレシピです。

おいしい~!ツナの味がすごくするようで、完食できました。

僕は卵が苦手なので、たくさんは食べられなかったけど、まぁまぁおいしかったよ!
さつまいもミルクパンだんご
●さつまいも(茹でてつぶしたもの)……大さじ2
●粉ミルク(溶いたもの)または牛乳……大さじ1〜2
※1食分
【作り方】
①ちぎった食パンに少しずつミルクを加えて柔らかくする(ミルクはここで全部使わなくてOK!)
②さつまいもを加えて混ぜる(しっかりつぶしてね)
③全体がまとまる程度に残ったミルクでやわらかさを調整
④小さめの丸やスティック状に成形
⑤電子レンジで600W 40秒〜1分ほど加熱(固まり具合で調整)
⑥粗熱をとる。

きなこをまぶしても香ばしくておいしいです!サツマイモをカボチャにしても大丈夫です♪手づかみ練習にもぴったり!

おいもの甘い味がしておいしい!小さくコロコロしていて、手でつかんで食べやすいよ!
【離乳食完了期】パンを使った離乳食レシピ
離乳食完了期のレシピです!
自分でどんどん食べて欲しいので、手づかみしやすい形状や持ちやすさにこだわったレシピを紹介します!
野菜とチーズのふんわりパンおやき
●にんじん(すりおろし)……大さじ1
●ほうれん草(ゆでて刻む)……大さじ1
●ピザ用チーズ……大さじ1
●牛乳または粉ミルク……大さじ2
●サラダ油……少々
※2~3個分
【作り方】
①食パンをちぎってボウルに入れ、牛乳を加えてふやかす
②にんじんとほうれん草、チーズを加えてよく混ぜる
③生地を手で小さくまとめて、平たいおやき形にする
④フライパンに油を薄くひいて、両面を弱火で焼く(こんがりきつね色になるまで)

若干パンっぽい風味は残っています。でも、チーズのコクやうま味で、パンが苦手でも食べてくれるかも!野菜はお好みの野菜を入れてもOK!コーンやブロッコリーなんかもおいしいかも♪

ほうれん草が入ってても気にならないよ!3個全部食べちゃったよ!
ゴールデンキウイとパンのふわもちロール
●ゴールデンキウイ……1/4個
●粉ミルクや牛乳(または豆乳)……大さじ1
※1食分
【作り方】
①キウイは皮をむいて、粗みじん切りにする(完了期なので食感を少し残してOK)
②食パンを綿棒で軽く伸ばして(薄くして)牛乳をふりかけてふやかし、キウイをのせて巻く
③ラップで巻いて2〜3分なじませる(巻き寿司みたいなイメージ)
④食べやすい大きさにカットし、トースターで軽く焼く(※外カリッ、中ふわっと)
→ 焼きすぎ注意!焦げ目がつく程度でOK

キウイの甘酸っぱさで「おやつ感覚」になって、パン嫌いでも食べやすいですよ~!カッテージチーズを加えるとタンパク質も摂れます♪少し外側を焼くことで、手がべたつかず持やすくなります。

キウイのフルーティさとミルクのしっとり感が気に入ったようで、パクパク食べてくれました!
食パンの耳はいつから?
離乳食として食パンを調理する際に基本的に耳は取り除いていると思いますが、1歳~1歳半あたりを目安に耳も食べることができるようになってきます。
●歯茎や奥歯でしっかり噛んでいる
●硬めの物も嫌がらず噛んで食べている
●丸のみしようとしない
耳の部分はちょっと硬くて食べにくいし、大人でも苦手な人がいますよね。
1歳の子にあげる際には、小さめにカットしてあげたり、なるべくしっとりとした食感の食パンの耳をあげると嫌がらずに食べてくれるようになります!
嫌がるようなら無理にあげずに、耳の部分はもう少し大きくなってからでも全然問題ありません。

うちの子供たちもやっぱり耳の部分は今でも好きじゃないようで、食パンによっては残すことも。
食パンを使った離乳食は冷凍可能?
食パン自体は冷凍に適している食材で、買ってすぐに冷凍すれば日持ちします。
離乳食で手を加えた食パンはどうでしょうか?
食パンを使った離乳食の冷凍
食パンに手を加えて作った離乳食の冷凍はしてもOKです。
保存期間の目安としては、1週間とされています。
●1回分ずつ小分けにするか、製氷皿や保存容器に入れる
●ジッパー付き保存袋に入れる
特に大切なのが、粗熱を取ってから冷凍することです。
しっかりと粗熱を取らずに冷凍庫に入れると、こもった湯気が霜や傷みの原因になってしまいます。
【冷凍した離乳食の解凍方法】
●電子レンジ500wで1分前後加熱する
→様子を見ながら加減する。

ミルク入りの物は菌対策として、特にしっかりと温めてから冷ましてあげると安心です。『豆腐』や『卵の白身』などのように、冷凍すると食感が悪くなるため適していない食材もあります。
食パン自体の冷凍
まだ手を加えていない食パンに関しては、冷凍する際にいくつか気を付けることで安全に冷凍保存することができます。
保存期間の目安としては、1週間~10日以内に使い切ると衛生面で安心とされています。
●耳が不要な場合はカットしてから冷凍
●1回で使う量ずつラッピングする
●ジッパー付き保存袋に入れて冷凍庫に
ラップで包む際に、しっかりと包んであげることでパサつきを抑えることができます。
また、ジッパー付きの保存袋に入れることで、他の食材からの匂い移りを防いだり冷凍焼けを防ぐこともできます!
【冷凍パンの解凍方法】
①トースターでサッと焼く
→食感が戻り、菌対策としても◎
②電子レンジで加熱する
→新しくラップをかけなおして600Wで20~30秒程度温める。
その際、冷たいところが残っていないかチェック!
③蒸し器やスチームレンジで加熱
→しっとりと柔らかく仕上がり、離乳食に使いやすく、赤ちゃんが食べやすい食感になる。
冷凍した食パンや離乳食を使う際の注意点
食パンを使った離乳食に限らずなのですが、一度冷凍した離乳食を温めて使う際に気を付けなくてはいけないことがあります。
①解凍したパンや離乳食は再冷凍しない
→品質が落ちる+衛生的にもNGです
②カビ・乾燥に注意
→変色や変なにおいがしたら捨てましょう
③解凍後はその日のうちに使い切る

冷凍庫に入れていても、材料の食材の状態が良くなかったり、しっかり冷まさなかったりすることで腐ってしまうことがあります。冷凍庫の開け閉めが頻繁で品質が悪化することも。少しでもおかしいと思ったら、与えない方が安心…!
食パンの栄養素
最後に、食パンの栄養に関して離乳食の観点から見ていきましょう!
食パンの栄養素
食パンの主な栄養素は以下の5種類となります。
栄養素 | 働き | 離乳食における ポイント |
炭水化物 | エネルギー源になる | 活発に動く赤ちゃんにとって大事なエネルギー源になる |
タンパク質 | 筋肉や皮膚を作る | 成長に欠かせない栄養素 |
食物繊維 | お腹の調子を整える | (微量) 便通をサポートする 耳の部分に多め |
カルシウム | 骨や歯の形成 | (微量) 育ち盛りの子にはうれしい栄養素 |
鉄分 | 赤血球の材料になる | (微量) |
栄養素 | 働き | 離乳食における ポイント |
炭水化物 | エネルギー源になる | 活発に動く赤ちゃんにとって大事なエネルギー源になる |
タンパク質 | 筋肉や皮膚を作る | 成長に欠かせない栄養素 |
食物繊維 | お腹の調子を整える | (微量) 便通をサポートする 耳の部分に多め |
カルシウム | 骨や歯の形成 | (微量) 育ち盛りの子にはうれしい栄養素 |
鉄分 | 赤血球の材料になる | (微量) |
栄養の観点からの注意ポイント
栄養がたくさん入っている食パンですが、注意した方が良いポイントもあります。
①食パンは主食扱いだけど、栄養は偏りやすい
→野菜やたんぱく質(豆腐・ささみ・卵など)と組み合わせて、栄養バランスを整えてあげよう!
②添加物・塩分・砂糖・油脂の少ないものを選ぶ
→材料がシンプルなパンがベスト!バターやマーガリンも極力含まれてないパンの方が適しています。
③アレルギーに注意(特に小麦・乳)
→ 初めてあげるときは少量からスタート。
④耳は硬いので初期〜中期は取り除く
→後期~完了期になると少しずつ耳もOKですが、よく加熱して、柔らかくしてから。
離乳食でパンを取り入れるメリット
離乳食で炭水化物を取りたい場合は、ご飯や麺、お芋やパンなどたくさんあります。
その中でも『パン』を離乳食で取り入れるメリットについてご紹介します!
●調理しやすく、冷凍保存も可能
●手づかみ食べにも最適(特に完了期)
特に「手づかみ食べ」が始まる時期には、パンはご飯と比べても手がベトベトになることも少なくとても使い勝手が良いです!
ツナや野菜、果物と合わせてもおいしく食べることができるので栄養バランスも取りやすいですね♪
まとめ
離乳食に初めてパンを取り入れる時は、アレルギーやちゃんと食べてくれるかなどドキドキしますよね!
今回は、食パン開始の時期~手掴み食べのスタート時期、そして月齢別の食パンを使ったおすすめレシピをご紹介しました。
なかなか食パンを食べてくれない子や、同じメニューばかりで違うレシピも欲しい方のために、バナナ以外を使ったレシピを多めに載せてみました!
パンが大好きな赤ちゃんも苦手な赤ちゃんも、おいしく楽しくパンを食べてくれるとうれしいです!