「もうごはんいらない!」
「おなかいっぱい!ごちそうさま!」
まだほとんどご飯を食べていないのに…そんな悩み、ありませんか?
我が家の2歳の長女も、おやつが大好きで、お昼ごはんや夜ご飯になると「もうおなかいっぱい」と逃げてしまう時期がありました。
けれども、『おやつの量とタイミング』を少し整えるだけで、食事の時間がぐっと楽になったんです。
今回はその体験をもとに、おやつを見直すコツと、栄養になるおやつの選び方を紹介します。
●2歳児の食欲が落ちる原因はおやつ?
●「おやつ抜き」は本当に効果があるのか?
●おやつを減らす前に知っておきたい“適量と間隔”
●栄養もとれる手作りおやつ5選
2歳がご飯を食べないのはなぜ?おやつの影響とは

育児本などによると、そもそも2歳ごろは体の成長が一段落し、急に食欲が落ち着く時期のようです。
そこにおやつが加わると、お腹が満たされてご飯を残しがちになってしまうのですね…!
おやつ自体は悪いものではなく、特に幼児期のおやつにはちゃんとした役割があります。
それは、”必要なエネルギーや栄養素を補うこと”です♪
まだまだ体が小さいので、1日3回の食事では補いきれないエネルギーや栄養素をおやつで補う必要があるんです。
とはいえ、おやつの量や時間帯によっては、食事に影響が出てしまうのも事実ですよね。
Suna 子どもが食事をあまり食べてくれないと、もう少しおやつを減らそうかな?と考えますよね。でも、その前に、おやつの適量やいつならOKなのかについて見てみましょう!!
おやつを減らす前に知っておきたい!適量と間隔の目安
おやつを減らしたり、おやつ抜きにしようかな?と思う前に、まず今の量やタイミングを見直してみましょう!
2歳~3歳児に適切なおやつの量やタイミングについて調べてみました。
【おやつの量と時間の理想の目安】
| 項目 | 目安 |
| おやつの時間 | 午前:10時前後、午後:15時前後 ※食事の2時間前までに終わるとGOOD! |
| 量 | 1回あたり100kcal前後(せんべい2枚+牛乳程度) 2回であれば合計で150kcal前後を目安に |
| 内容 | エネルギー補給+栄養をとれるものを中心に |
●時間を決めて食べることで“おやつ=ご飯の一部”と学べる
おやつ抜きにしても大丈夫?注意点とやめ方のコツ

おやつの量を考えたりタイミングを考えても効果がイマイチな時もありますよね。
そんな時は、「もういっそ、おやつ抜きにしてご飯を食べてもらいたい!」と、思ってしまうこともあります。
でも完全におやつを抜くと、空腹時間が長くなりすぎてイライラしたり、血糖値が下がって集中力が続かなくなることもあるんですよ。
Suna それに、今までおやつタイムがあったのに、いきなりなくすと子供の機嫌も最悪に…。
おやつは完全に抜きにするよりも、少しずつ食事への影響を軽くしていくのがおすすめです!
おすすめのステップダウン法

まずは、おやつをあげる時間はできるだけ固定にすると、子どもも段々とおやつの時間というものが分かってきます。
そして、大事なのがダラダラ食べさせないことです。(これが本当に大事…!)
午前のおやつを“軽くする”(果物や野菜スティックなど)、午後のおやつを“栄養おやつ”に置き換えることから始めてみましょう!
長女の場合、10時と15時におやつをあげていたのですが、11時の昼食・17時半の夕食の頃にはお腹が空いていないことが多かったです。
試しに午前のおやつを控えめにして、午後を早め(14:30ごろ)にずらしただけでも、夕ご飯の食べっぷりが少しずつ改善しました!!
ステップ① まずは時間を固定する
「おやつ=いつでも食べていいもの」から「○時に食べるもの」に変える。
ステップ② 量を減らす
ポテトチップス→少量+バナナ半分など、組み合わせで調整。
量を控えめにするとこで、ダラダラ食べることも防ぐことができます。
ステップ③ ご飯につながるおやつへシフト
おやつの役割を考えても、栄養になるようなもの、食事の補助的な役割になりそうなものをできるだけ取り入れることが大事です。
そもそも「おやつ抜き」は効果ある?
おやつ抜きにはデメリットもあることをお伝えしましたが、おやつを抜くと食事を良く食べてくれるようになるのでしょうか?
もちろん10時のおやつを抜けば、お昼ご飯は自然とモリモリ食べてくれるようになる可能性が高いと思います。
というのも、公園で午前中遊んだり外出しておやつを食べずにおうちに帰り昼食をとると、いつもよりたくさん食べてくれることが多かった気がするのです。
きっと、3時のおやつも抜けば夜ご飯はいつもよりたくさん食べてくれるかもしれません。
しかし、おやつ抜きにはデメリットもあるので無理に抜いてしまうよりも、**段階的に減らすのが◎**です。
次に紹介するような“軽いごはんおやつ”に切り替えていくとより自然です。
2〜3歳におすすめ!栄養たっぷり手作りおやつ10選
忙しいママでも作りやすく、腹持ちもよいおやつを厳選しました!
おにぎりや甘みのあるお芋は子どものおやつの定番で、ここでも紹介しています。
しかし、中にはご飯っぽいものは嫌だ!という子もいるかもしれません。
今回は、ちゃんとおやつっぽいものも紹介しています♪
Suna 手作りおやつのメリットは、甘さの調節ができたり、栄養を追加したりとアレンジできるところです♪
おにぎり

材料
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ごはん
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しらすや鮭フレーク
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ゆでて刻んだ青菜やほうれん草など
作り方
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ごはんに具材をまぜる
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小さく一口サイズに握ったり、手のひらサイズに握ったり♪
幼児定番のおやつ!
しらすや鮭だけでなくチーズなどもタンパク質としておすすめ!
Suna 野菜は大変なので、入れずに作ることもあります♪
さつまいもスティック

【材料】
- さつまいも200g
- 砂糖大さじ3
- 塩ひとつまみ
- サラダ油大さじ2
作り方
1.さつまいもは皮付きのままよく洗い、7mm角の棒状に切る(拍子木切り)。
2.10分ほど水にさらして水気を切る。
3.耐熱容器にさつまいも、水(分量外:大さじ1)を入れてふんわりとラップをし、600Wのレンジで4分加熱して水気を切る。
4.フライパンにサラダ油を入れて弱めの中火で熱し、さつまいもを入れて上下を返しながら焼き色がつくまで焼く。
5.砂糖、塩を加え、砂糖が溶けるまでからめながら炒める。
Suna たくさんできるので、夜の休憩時間にも食べられます♪
豆乳プリン

【材料】3~4個分
- 豆乳200ml
- 卵M2個
- 砂糖大さじ1
カラメルソースがほしい人は…
- グラニュー糖大さじ3
- 水小さじ1と1/2
- お湯小さじ1と1/2
作り方
1.ボウルに卵を割り入れ、泡立たないように混ぜます。
2.砂糖、バニラエッセンスを加えて混ぜ合わせます。
3.豆乳を静かに加えて混ぜ合わせます。
4.ザルで漉して耐熱容器に入れ、ふんわりとラップをかけます。
5.1個ずつ500Wの電子レンジで1分10秒加熱します。
6.粗熱を取って冷蔵庫で1時間程冷やし完成です。
【カラメルソース】
1.耐熱容器に砂糖、水を入れて5分ほどおき、なじませる。
2.ラップをせずに600Wのレンジで焦げ色が付くまで1分〜1分30秒加熱する。
3.お湯を少しずつゆっくりと加えてなじむまで混ぜる。
Suna プリン自体は甘さ控えめでカルシウムの補給にもGOOD!カラメルソースを少しかけてもおいしい!
野菜入り蒸しパン

【材料】
- 牛乳70g
- 小麦粉50g
- はちみつ(お砂糖)15g〜
- ベーキングパウダー3g
- サラダ油…小さじ1
- 野菜パウダー3g~
1.ボウルに溶き卵を作る。
2.①に米粉、豆乳、はちみつ、ベーキングパウダー、野菜パウダーを入れてよく混ぜる。
3.カップに流し込んでトントンとして中の空気を抜く。
4.レンジ600W3分チンしたら完成!
Suna にんじんやほうれん草パウダーで彩りも良くかわいく!長女は野菜嫌いなので、よく作ってあげています。
焼きおにぎり

【材料】
- ごはん
- みそ
- 砂糖
- 水
- 子ども用ソーセージ
- 短めの千切りにしたニンジンや刻んだ青菜など
作り方
1.ソーセージは粗みじん切りにする。
2.野菜類は水(大さじ1)を加え、電子レンジで50秒ほど加熱し、水けをきる。
3.ごはんに混ぜ、ラップで包み、三角形に握る。
4.みそ、砂糖、水(少量)を混ぜたものを塗り、オーブントースターで軽く焼いてのりを巻く。
フルーツヨーグルト和え

【材料】
- バナナ 1本(120g)
- みかん缶 1/2缶(60g)
- パイン缶 1/2缶(60g)
- ヨーグルト 1/2個(180g)
作り方
1.フルーツを一口サイズに切ってヨーグルトで和える
Suna 砂糖が気になる場合は生のリンゴやパインなどを使ってもとってもおいしいです!キウイもおいしいですが、ヨーグルトとあえると苦みが出ることがあるそうなので要注意です。
焼きドーナツ × フルーツアレンジ

材料
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ホットケーキミックス 100g
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卵 1個
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牛乳 or 豆乳 大さじ2
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油(バターでもOK) 大さじ1
作り方
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すべてを混ぜてドーナツ型に流す。
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180℃で15分焼く(またはトースターで10〜12分)。
Suna 冷凍保存もOK!ココアパウダーやつぶしたバナナを入れて焼くと栄養や風味がUP!
りんごジュースゼリー

【材料】
- りんごジュース 200ml
- 粉ゼラチン 5g
- 水 大さじ1(ふやかす用)
作り方
1.ゼラチンを水でふやかす。
2.ジュースを温めてゼラチンを溶かし、型に流して冷やす。
Suna 牛乳を使えばミルクゼリーにも!砂糖が気になる場合は、ジュースの量を減らしてその分お水で調節してください!
ヨーグルトゼリー × フルーツアレンジ

【材料】
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プレーンヨーグルト 100g
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牛乳 50ml
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砂糖 大さじ1
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ゼラチン 3g
作り方
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牛乳を温めて砂糖とゼラチンを溶かす。
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ヨーグルトを加えて混ぜ、冷やし固める。
Suna 酸味と甘みのバランスが良く、食欲がない日にも。いちごやみかん、冷凍ブルーベリー、ジャムなどをトッピングすると見た目もかわいくおいしそう!
小麦粉バタークッキー × 野菜アレンジ

【材料】
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小麦粉 100g
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バター 50g(室温)
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砂糖 20~30g(お好みで)
- 卵黄1個
作り方
※バターは常温に、オーブンは170度に温めておきましょう!
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常温に戻したバターと砂糖を混ぜ、その後、卵黄を加えて混ぜる。
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粉を加えてざっくりと混ぜひとまとめに。
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冷蔵庫で30分ほど寝かす。(棒状にしてから寝かすと薄く切って焼くだけになって簡単!)
- 型抜きや薄く切ってオーブンで15~30分焼く。
Suna 小麦粉で甘さもあるおやつなので、満足度が高い♪野菜パウダーで色どりや栄養もアップ!ごまもおすすめです。
我が家の体験談:おやつ大好き2歳長女がご飯を食べるように!

妹ちゃんは、2歳半ごろからお昼ご飯や夜ご飯をあまり食べなくなり、困っていました。
朝ごはんを食べた後、10時と15時におやつをあげていたのですが、特に10時のおやつの量が多く、甘いお菓子ばかり欲しがる状態。
ご飯の時間になると「おなか痛い〜」とか「もうおなかいっぱい!」と言って椅子から立ち上がることもよくありました。
そこで、おやつの量と内容を少し見直してみました。
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10時のおやつは量を減らし、小麦粉系おやつやフルーツ入りゼリーに変更
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15時のおやつも、栄養になるもの(ヨーグルト+フルーツ、ミニパンケーキなど)に工夫
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甘いお菓子を完全にやめるのではなく、量を減らす
すると驚くことに、お昼ご飯や夜ご飯を前よりも食べるようになったんです!
まだ全部完食とはいきませんが、「自分でスプーンを口に運ぶ意欲が出てきたな」と感じることが増えました。
やっぱり、2歳前後はおやつの量やタイミングが、ご飯を食べる意欲に大きく関わるんだな、と実感しました。
無理にお菓子を抜くのではなく、栄養になるおやつを取り入れて楽しく工夫することが、食事改善の近道だと分かりました。
Suna 一番効果を感じたのはやっぱり”量”でした。おやつの量を見直すことで食べてくれるご飯の量も段々と増えてきました!
【まとめ】
2歳でご飯を食べない原因のひとつは「おやつの影響」であることが多いです。
でも、「おやつ=悪いもの」ではなく、与え方を工夫すれば立派な食育の一部になります。
焦らず、時間・量・内容のバランスを整えながら、「食べるって楽しい」と感じられる習慣を少しずつ育てていきましょう!
ちなみに、我が家では忙しい日だけhomeal(ホーミール)を取り入れています。
温めるだけで栄養バランスが整うので、おやつを減らして空腹で泣かれてもすぐに食事が出せて助かっています。
また、2歳のおやつにピッタリの野菜パンやおやつもあるので一緒に注文できて便利です!
手軽にちゃんとしたご飯を子どもに準備してあげたい!と思った時に便利なのが、冷凍幼児食です。 冷凍幼児食は、市販のお惣菜やお弁当、レトルトと違って子ども向けに栄養バランスが考えられており安心してあげることができる点が魅力で …







