2度の閉店を乗り越え復活!鎌倉の「樹ガーデン」をご紹介!

鎌倉の裏大仏ハイキングコース内にある天空のカフェ「樹ガーデン」は、2度の閉店をしながらも2023年11月に営業を再開して帰ってきてくれました!

営業再開を知らない方もまだ多いと思うので今までの経緯を含めて営業再開後の樹ガーデンの様子をご紹介していきます。

この記事で分かること
樹ガーデンのアクセスや駐車場情報について
樹ガーデンのメニュー
樹ガーデンが閉店した理由や営業再開の経緯

樹ガーデンのお店情報

鎌倉樹ガーデンのお店の詳細_v4
鎌倉の樹ガーデンは、1980年から運営をスタートしており豊かな自然と景観の良さから「天空のカフェ」と言われて多くの方に親しまれていたカフェです。

日本の各メディアを始め、イギリスの世界的に有名なガイドブックである「ロンリープラネット」でも鎌倉の名所として紹介されたことも。

紆余曲折があり2022年12月には一度閉店をしたのですが、2023年11月には運営形態を変えて現在も運営が継続されています!

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飲食店としての運営形態から庭園としての運営形態に変わったため、食べログでは「閉店」と表示されたままですが、今も運営されていますし美味しいお食事もいただけます!

店舗情報まとめ

開園時間 10:00~16:00
休園日 雨天及び毎週火曜日と水曜日(GW期間は無休)
入園料 大人500円/小人250円
アクセス 鎌倉駅から徒歩15分/鎌倉大仏から徒歩15分
駐車場 12台
公式HP 樹ガーデンの公式HPはこちら

樹ガーデンは、2022年12月までは飲食店としての運営であったため入園料を取っていませんでしたが、現在は庭園を開放しているギャラリーとしての運営形態であるため入園料がかかります。

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ただ、庭園を見るだけではなく軽食もオーダーできますのでその点はご安心下さいね!

樹ガーデンの軽食メニュー

樹ガーデンのクロワッサン_v2

樹ガーデンのクロワッサン・サンドイッチ

樹ガーデンは、2023年11月からは飲食店としてではなく庭園を開放するギャラリーとして運営を再開していますが、軽食などをオーダーすることができます!

フード(FOOD)

  • 樹ガーデン特製カレー 1,000円
    Our Special Curry Rice 1,000 yen
  • クロワッサン・サンドイッチ 750円
    Croissant Sandwich 750yen
  • 地鶏もも肉の唐揚げ 700円
    Free  range chicken fried thigh 700yen

ドリンク(BEVERAGE)

  • コーヒー(Hot or Ice) 300円
    Coffee (Hot or Ice) 300 yen
  • 紅茶(Hot or Ice) 300円
    Tea (Hot or Ice) 300 yen
  • 鎌倉梅サイダー 350円
    Ume (Plum) Cider 350 yen
  • 湘南ゴールドサイダー 400円
    Shonan Gold Cider 400 yen
  • ジンジャーエール 350円
    Gingeer Ale 350 yen
  • 烏龍茶 300円
    Oolong Tea 300 yen
  • オレンジジュース 350円
    Orange Juice 350 yen
  • アップルジュース 350円
    Apple Juice 350 yen
  • お子様アップルジュース 200円
    Kid’s Apple Juice 200 yen
  • お子様オレンジジュース 200円
    Kid’s Orange Juice 200 yen

    スナック菓子(SNACK)

    • プリッツェル/クラッツ他 各220円
      Prestzel/Cratz/Cheeza 220 yen
    • じゃがりこ 250円
      JagaRico 250 yen

    樹ガーデンまでのアクセス

    樹ガーデンに行くためには、裏大仏ハイキングコースから入店するコースと鎌倉駅から市役所通りを直進して一般道から入店するコースの2つがあります。

    一般道から入店するコースは、特に特筆すべきことはありませんが裏大仏ハイキングコースから入店するコースは少し説明が必要なのでご紹介します。

    SunaSuna

    「山の中にいきなり壮大な庭園が!」という感動を味わえるので、個人的にはハイキングコースからの入店がおすすめです!

    • STEP1
      江ノ電の長谷駅から鎌倉大仏殿高徳院を目指す
      道なりに進めば良いので迷うことはまずありません。道なりにずっと歩いていくと右手に高徳院が見えてきます(大仏は少し入らないと見えないため道路からは見えません)。高徳院はスルーをしてそのまま道なりにずっと進みます。
    • STEP2
      裏大仏ハイキングコースに入る

      高徳院を過ぎて道なりに5分ほど歩くとトンネルが見えてきますが、その右手にある階段から裏大仏ハイキングコースに入れます。

      樹ガーデンまでのアクセス_step2
    • STEP3
      分岐に注意しながら階段を上っていく

      ここが最大の注意ポイントなのですが、分岐が2か所あるのでそこだけ間違えないように注意して進みましょう。特に2つ目の分岐は「ここ通り道なの?」と思うレベルなのでご注意を。階段をそのまま登り切ってしまうと別ルートになるので登りきらないようにしましょう。

      樹ガーデンまでのアクセス_step3-1
      樹ガーデンまでのアクセス_step3-2_v2
    • STEP4
      しばらく裏大仏ハイキングコースを進んでいく

      STEP3で正しい道に歩いていくと細い小道のような道がありハイキングコースに入っていきます。ハイキングコースですので運動靴などの動きやすい格好で行くようにしましょう。

      樹ガーデンまでのアクセス_step4-1
      樹ガーデンまでのアクセス_step4-2
    • STEP5
      ハイキングコースの中に樹ガーデンへの入り口がある

      ハイキングコースを20分ほど進んでいくと進行方向の左手に樹ガーデンの入り口の案内があるのでそこから入れます。

      樹ガーデンまでのアクセス_step5-1
      樹ガーデンまでのアクセス_step5-2

    樹ガーデンが閉店した理由や営業再開の経緯

    樹ガーデンを運営しているのは、昭和30年に設立された株式会社日ノ樹という不動産会社です。

    かつて樹ガーデンがある場所は、日ノ樹の創業者の別荘として使われておりハイキングの途中で道に迷ってしまった方やお手洗いを必要としていた方が度々訪れており、お休み処として小さなテラス席を設けたのが始まりです。

    その後、長い期間を多くの方に愛されて運営されていたのですが、運営から約40年が経った2019年に転機が訪れてしまうのです。

    市民からの通報

    2019年11月に市民から鎌倉市へ「専用住宅の一部を利用して飲食営業を行うのは都市計画法違反ではないか」という趣旨の通報が寄せられました。

    この通報を受けて鎌倉市は樹ガーデンに対して是正勧告を出すのですが、樹ガーデン側と鎌倉市側で妥協点を見出すことができず2022年12月27日に1度目の閉店を迎えることになります。

    閉店後の再起

    2022年12月に閉店をした後にも常連客を始め非常に根強い再開への希望があり2023年4月29日には軒下を利用した物販として営業が再開されました。

    SunaSuna

    樹ガーデンには想い出ノートというものが設置されたんですよ!そこには閉店を惜しむ非常に多くのコメントが残されておりオーナーさんにも届いたということですね。

    ただ、営業再開後に軒下での物販はできないという鎌倉市側の見解があり調整がうまくいかず2023年6月に再び閉店してしまうことに。

    更に奇跡の再起

    2度の閉店を強いられた樹ガーデンでしたが、2023年11月からは庭園としての運営形態に切り替えることで奇跡の再起を果たしました。

    樹ガーデンはただの飲食店ではなく、以前から裏大仏ハイキングコースの環境保全にも積極的に関わっており社会貢献の一端を担っていました。

    実は私自身も樹ガーデンには助けられたことがあり、強く運営の継続を望んでいるうちの一人です。

    一連の問題の発端となった都市計画法は、無秩序な開発を防ぎ都市の健全な発展と整備を目的にしている法律です。

    しかし、市街化調整区域では市街地化を抑制するため別荘を飲食店に用途変更をすることは不可であるという解釈は理解できるものの、樹ガーデンが担ってきた役割を考えると都道府県知事が認可をしても良かった気もします(都道府県知事が認可をすれば用途変更は可)。

    SunaSuna

    とはいえ、営業が再開されたわけなのでひとまずは良かったのでしょうけどね。

    まとめ

    今回は2023年11月から庭園として運営が再開された樹ガーデンについて詳細にお話していきました。

    私は樹ガーデンに何回も足を運んだことがありますが、絶景もさることながらスタッフさんのお人柄もとても気に入っていたりもします。

    今度こそは平穏に運営が末永く続くことを祈っています。